バイモーダルITにおけるSoEは、デジタル化時代のプロジェクトマネジメントを必要とします。

SoRでご紹介した課題と解決策の多くはSoEでも利用できます。

プロジェクトマネジメントイノベーション

しかし、SoRと根本的な考え方が異なる点が1つあります。

それは、戦略の構造です。

戦略構造の違いについては、以下のページをご覧ください。

デジタル革命に勝つ戦略マネジメント


SoRのビジネス戦略とITの関係は直列的でした。
ビジネス戦略はITにとって入力情報で、その関係は不可逆です。
一方で、SoEはビジネス戦略とITが可逆性を持ちます。

IT戦略とビジネス戦略が一体化したデジタル化時代のプロジェクトマネジメントは、ビジネス戦略上の目的を達成しなければ、いくら良いものを作っても意味がありません。

逆にビジネス戦略が許せば、要件・コスト・納期は変わっても問題ありません。

ですから、デジタル化時代のプロジェクトマネジメントは、ビジネス次第でどんどん変わる要件に対応しなければなりませんし、プロジェクトマネジメントの状況次第でビジネス戦略も修正する必要があります。

つまり、SoEは基本的にベストエフォートです。
アジャイルもクラウドも基本的にこのような考え方で作られています。

しかし、このベストエフォートには大きな落とし穴があります。

ベストエフォートには、許容できるベストエフォートと許容できないベストエフォートがあります。

業務システムを作る場合、開発が間に合わず業務機能の提供範囲が狭くなるのはビジネス戦略が許容すれば許されますが、例えばセキュリティがベストエフォートでサイバー攻撃されたり情報漏洩してしまったりすることは許されません。

そうです、リスクについてはベストエフォートではいけないのです。

デジタル化時代に要求されるリスクマネージメントにについては、以下のコラムでご紹介しています。

デジタル変革時代のリスクマネジメント


このように、デジタル変革時代のプロジェクトマネジメントにはデジタル時代に合ったリスクマネージメントが必要になります。