現在のシステム開発において、科学的アプローチは殆ど使われていません。

システム業界は、科学的アプローチを行うことで大きな改善余地を持っていると思います。 そこで、科学的アプローチの重要性について簡単にお話しようと思います。  

科学とは、Wikipediaで以下のように定義されています。

(広義)体系化された知識や経験の総称であり、自然科学、人文科学、社会科学の総称。
狭義)科学的方法に基づく学術的な知識、学問。
(最狭義)自然科学。

ん~ちょっとわかりにくいですね。

では、自然科学とは、何でしょうか。Wikipediaでは、以下のように定義されています。

自然に属するもろもろの対象を取り扱い、その法則性を明らかにする学問  

少しわかってきました。

では法則とは何でしょうか、コトバンクでは、以下のように定義されています。

一定の条件下で、事物の間に成立する普遍的、必然的関係。また、それを言い表したもの。  

次に科学的方法とは何でしょうか。Wikipediaでは、以下のように定義されています。

科学的方法とは、断片化された散在している雑情報あるいは、「新たに実験や観測をする必要がある未解明な対象」に関連性、法則を見出し、立証するための体系的方法である。
まず、「科学的」という言葉についての辞書的定義として、国語辞典(デジタル大辞泉)には[7]、
1.   考え方や行動のしかたが、論理的、実証的で、系統立っているさま。
2.   特に自然科学の方法に合っているさま。
のように記載されている。  

なるほど、科学とはちょっとまとめすぎかもしれませんが、

法則性を見い出し、体系化すること

と言えそうです。    

ここで科学的なアプローチがなぜ必要なのか考えてみましょう。

システム開発は一般的にQCDで評価すると言われます。

Quality 品質
Cost コスト
Delivery 納期  

品質は基本的に目にみえません。詳細は別のコラムで記載しますが、品質が評価できるのは現在の手法では運用に入ってからです。バグ率で評価するケースが多いと思いますが、それは品質の一部に過ぎません。 現在の手法では品質をシステム開発の要件として明確に提示することはできません。

これには、原因があります。 品質を可視化するための法則性が見出されていないからです。 ISOなどで品質は体系化されている部分はあります。しかし、これには大きな欠陥があります。それは法則性が見出されていないことです。

法則性がないと、いくらそれらしい情報を集めてもそれが、その会社・そのプロジェクトで使えるかどうかわかりません。こういう場合はこうと、ケースバイケースで使い分けられないのです。法則性の無い体系化は自分で適用可否を考える必要がありました。  

このように、科学により品質は見える化します。目標が明確になることで、コストを削減したり納期を短くしたり、プロジェクトを円滑に進める工夫も考えやすくなります。    


全ての課題解決の出発点がここにあります。